福島県郡山市で、もしかしたら「一生に一度しか見られない」という「幻の花」が咲いています。中継でお伝えします。
【安部遼アナウンサー】
郡山市の逢瀬公園にあるサボテン園に来ています。園内には800株のサボテンや多肉植物が並んでいて、そのほとんどが40年前に郡山市内の男性から寄付されたものです。

いま、このサボテン園で注目を集めているのが、もしかしたら「一生に一度しか見られない」という「幻の花」なんです。
こちら!多肉植物「アガベ」です。

メキシコなどの乾燥地帯に自生する植物で、最大の特徴は、50年から80年に1度だけ、花を咲かせるということなんです。
つまり、いまを逃すと、咲いている姿は一生見られない可能性があるんです。

いま、この幻の花アガベを見ようと多くの人が訪れているんです。
1世紀の間に1度しか花が見られない珍しさから「センチュリープラント、世紀の植物」とも呼ばれているアガベ。今しか見られないとあって、朝から多くの人が訪れていました。

特に、この前の土日は140台がとめられる公園の駐車場が埋まり、なんと、2日間で県内外から合わせて3600人ほどが訪れたそうなんです。
郡山市から訪れた男性「ずばり、アガベを見に来ました」Q.ご覧になっていかがですか?「すばらしいですね。」
千葉県から訪れた男性「あとは見られませんよね、見られて幸せです。」
郡山市から訪れた男性「すばらしいなと思って、ただ唖然としているという感じですよ。」
8日も、平日にも関わらず、普段のこの時期の10倍ほどとなる1000人以上が訪れたということです。
咲いた後は枯れてしまう「幻の花」ということで、こちらの園では葉っぱの「子ども」を分けて鉢植えしているということですが、その花を見られるのも数十年後ということで気が遠くなりませんか…?

アガベの花は3月いっぱい楽しめる見込みです。
サボテン園の開園時間は午前9時から午後4時半、入場無料で年末年始を除き年中無休です。
一生に一度しか見られないかもしれない、アガベの花をご覧になってみてはいかがでしょうか?