来年春に運転が始まり、福島県内も通過する山形新幹線の新型車両が24日、報道陣に公開されました。
25年ぶりの新車両は、鼻をながーく伸ばしたことで、最高速度は時速300キロにあがりました。
植野天斗記者「きょう公開された山形新幹線の新車両。このすらっと伸びた鼻が速さの秘密です。」
公開されたのは、来年春に運転開始予定の山形新幹線の新型車両・E8系です。
山形新幹線の車両が新しくなるのは、25年ぶりでその特徴は、先端部分の細くて長い鼻。現在の車両より3メートル長い、9メートルに上ります。
車両の先端を細長くしたことで、走行中の空気抵抗が減り、最高速度は25キロアップした時速300キロに。
車体カラーは、山形県の鳥・オシドリの紫と蔵王をイメージした白を基調にしています。
普通車のシートは、山形県の花・ベニバナのオレンジ色をあしらっていて、今回、新たに全席に電源コンセントが備え付けられました。
JR東日本鉄道事業部・白石仁史さん「ぜひ福島・山形(間)を、自動車だけでなくて鉄道を利用して遊びに来てもらいたい」
山形新幹線の新車両は2月末から試運転が始まり、JR福島駅では、従来通り東北新幹線との連結作業が行われるということです。