「とろねぎ」栽培は兄弟二人三脚で

収穫するのは、会津若松市の佐藤忠保(ただやす)さん35歳と、弟の進(しん)さん31歳。

雪をかきわけながらの作業は、一苦労です。

忠藤農業社長・佐藤忠保さん「過酷でしょ、こんなこと誰もやらないでしょう。こんな効率の悪いこと」

今年は、比較的雪が少ない影響で土まで凍ってしまい、収穫のタイミングが非常に難しいといいます。

弟・進さん「大変ですね、これは。根気よくやっています」
忠保さん「腰は痛くなるし」

「とろねぎ」が誕生したきっかけは、雪下野菜を栽培する農家に研修に行った時でした。

忠保さん「雪下ネギはどうなのって収穫してみたんですね。道の駅に出荷してみた。そしたらB品だから安かったけど、売れたんですね」

佐藤忠保さん

その後、販路の勉強などを重ね、バイヤーに炭火で焼いて食べてもらう機会がありました。

忠保さん「食べていただいたらすごくおいしい。これなら全然商品化できるよと」

忠保さんは、農家の13代目。3年前に、好きな農業を生業にするため、経営の拡大と多角化を目指して農業法人を設立しました。

現在は弟・進さんと兄弟二人三脚で会社を支え、4人の従業員と農業に取り組んでいます。

忠保さん「進はまだ今年で3年生だから、農業は農家3年生」
進さん「時期ごとに機械が別なので、一年中飽きないでできるので楽しいと言えば楽しいですね」

弟・進さん