時間短縮は“諸刃の剣”?懸念の声も
奥羽新幹線は、福島駅から山形駅を経由して、秋田駅へと至る、約270キロの新幹線で、いまからおよそ50年前の1973年に構想されました。

現在、福島から山形までは、山形新幹線がありますが、こちらはミニ新幹線と呼ばれるもので、すでにある在来線を走る方式がとられています。
一方、奥羽新幹線は、フル規格新幹線として構想されています。時速は200キロ以上で、首都圏までの所要時間が短縮されるほか、ミニ新幹線のような踏切などはないため、安定的な輸送も期待されています。また、観光や経済への影響はもちろん、災害時に東北新幹線をバックアップする機能も期待されています。

ただ、総事業費は、2021年の試算でも1.5兆円となっていて、構想から半世紀以上経ったいまでも実現の見通しは立っていません。
検討会では、街に魅力がなければ「インフラだけ整備しても若者は流出する」「時間の短縮は諸刃の剣」など、慎重な声も寄せられていて、こうした意見も参考にしながら、提言を取りまとめる方針です。











