福島県南相馬市の県道で、酒気帯びの状態で乗用車を運転した疑いで、南相馬市の課長の男が現行犯逮捕されました。
酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたのは、南相馬市商工労政課の課長・志賀和浩容疑者(53)です。
警察によりますと、志賀容疑者は3日午後3時半頃、市内の県道で、酒気帯びの状態で乗用車を運転した疑いが持たれています。志賀容疑者は、反対車線側にある住宅の駐車場に突っ込み、駐車中の車に衝突。呼気からは基準値の3倍を超えるアルコールが検出され、現行犯逮捕されました。警察の調べに対し、志賀容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。

白昼の飲酒運転はなぜ行われたのか、急きょ開かれた記者会見で、南相馬市の門馬和夫市長は…。
門馬和夫市長「『あきいち2025』に来賓挨拶のため、参加しておりました」
市によりますと、志賀容疑者は3日、市内で行われた秋まつりのイベントに公務で出席し、市長の代理として挨拶したあと、アルコール類も提供されていた会場で午後3時ごろまで飲食をしていたということです。
門馬市長は「重要な部署の課長で、私もそれなりに信頼していた。管理職がこのような形で(飲酒運転)したということでお詫びのしようもない。とても残念で悔しい思い」と話しました。南相馬市は「事実関係を確認の上、厳正に処分するとともに再発防止に取り組む」としています。










