日一日と秋が深まる中、福島県いわき市では、早くも年末年始の話題です。

長嶋美希記者「会場には、エビやカニなどの水産物などおよそ5000点が並んでいます。多くのバイヤーたちで賑わっています」

いわき市中央卸売市場では、年末年始に欠かせない水産物やおせちを飲食店やバイヤーに紹介する展示会が開かれました。展示会には、全国からおよそ330社が出展し、新鮮なまぐろやお正月に欠かせない数の子などがずらりと並びました。

新潟からの来場者「数が非常にここは多いので、私たちバイヤーも目移りするような商品数なので、年末の商品の比較に入れようかなと思って今回楽しみに来た」

物価の高騰が続く中、気になるのが今年の価格傾向。今年は、かまぼこなどの「練り物製品」が原料の高騰を受けて、去年に比べて1割から2割ほどの値上げ、カニも去年に続き、例年より2割から3割値上がりしています。

一方、物価が高騰する中でも、「養殖」のエビやタイは在庫が安定しているため、例年並みの値段になるということです。

いわき魚類・金成裕司常務取締役「全体的には値上げ傾向になっているが、商品的には良いものを揃えているので、皆さんがおいしく頂けるような年末年始を迎えられるようにやっていきたい」

会場を訪れたおよそ300人のバイヤーたちは試食をしながら商品を見定めていました。バイヤーたちからは「値上がりしているものは量を減らして、大きく値段を上げないようにしたい」という声が多く聞かれました。