15日、福島県南相馬市の馬事公苑で行われた県中学駅伝男子には、地区大会を勝ち抜いた33チームが出場しました。6区間18キロで、全国への切符を争います。
1区はラスト1キロで、トップ争いは中央台南、尚英、吾妻、坂下の4チームに絞り込まれます。
実況・第1中継所「トップで入ってきたのは尚英中、そのすぐ後ろには中央台南がつけています」
しかし、2区に入ると、中央台南の加藤が逆転してトップに立ちます!尚英、泉崎、離れて船引が追います。
実況・第2中継所「トップが入れ替わりました。中央台南、加藤彰。今、同級生同士のタスキ渡しです」
3区に入ると、今度は須賀川一中の円谷が区間賞の走りで一気に9位からトップへと押し上げます。
実況・第3中継所「トップに躍り出たのは須賀川一中、円谷春陽です。いま安食龍汰へとタスキをつなぎました」
さらに、リードを広げた須賀川一中はトップでアンカーにタスキリレー。2位の船引はトップと33秒差でキャプテンの三輪にタスキをたくします。船引のアンカー・三輪はトップの須賀川一中をぐんぐんと追い上げ、ラスト1キロ手前で、アンカーで初めてトップに立ちます!三輪の区間賞の走りで33秒差をひっくり返した船引は、11年ぶりの優勝を飾りました。
県中学駅伝で初めての「男女アベック優勝」となり、選手たちは涙ながらに喜びを分かち合いました。
船引・三輪奈槻選手「アベック優勝という最高の形で終わることができて、でもここで終わりではないので滋賀県(の全国大会)と東北大会でさらなる挑戦をしたい」
船引・大東ゆかり監督「何があっても信じようねという話をしてきたので、それを体現・実現してくれたかなと思います」
2位の須賀川一中、3位の若松一中までの上位3チームが、11月の東北中学駅伝に出場します。また、船引の男女が出場する全国中学駅伝は、12月に滋賀県で行われます。