髪のカットやセットの技術を競う全国大会が、福島市で開かれました。福島県内で開催する予定だった2011年の大会は、震災と原発事故で中止となっていて、念願の開催となりました。
スピード感あるハサミさばきに、独創性光るヘアセット。マネキンを前に、精鋭たちが卓越した技術を披露します。

福島市で7日に開かれたのは、美容の技術を競う全国大会。地方大会を勝ち抜いた美容師など、およそ130人が集結しました。今年で53回目を迎える大会は、2011年に県内で開催する予定でしたが、震災と原発事故の影響で中止を余儀なくされました。あれから14年。念願の開催となりました。
五十嵐康之大会実行委員長「そのとき(2011年)が福島では初めての開催だった。みなさんやってみたいという気持ちは強かった」
競技はヘアカットやヘアスタイルなど7つの競技に分かれて行われ、参加した人は制限時間の中で独創性やアイデアを存分に発揮していました。
県内から参加した人「やりきったという感じがある。複雑な形(髪型)を意識してやったので見てほしい」
埼玉から参加した人「タイムが速かったことでかなり心にゆとりを持ってできたのでよかった。お客様を幸せにして喜んでもらうのが一番」
大会の優勝者は一部の競技を除いて、世界大会への出場権を獲得します。
