「オキメダイってどれだ?」間違えても大丈夫!

登喜子さん「何取りに来たっけ?」
ボランティアの学生「オキメダイ」
登喜子さん「何、分かんない私。オキメダイだって。どれだ?」

忘れてしまっても、間違えても大丈夫。周りの人たちが優しくサポートします。みんなの助けを受けながら、登喜子さん、無事に料理を届けることができました。

登喜子さんの親族「とてもおいしかったです。ときちゃんに運んでもらったから余計に。ごちそうさまでした」

平登喜子さん「喜んでくれてうれしいなあ。(今後も)こういうのもしてみたいなって」

認知症になっても、できることはたくさんある。支援の輪が広がった店内は、優しさと温かさに包まれていました。

登喜子さんの娘「母のこんなはつらつとした姿が見られてとても楽しかったです。ありがとうございます」
登喜子さん「ありがとうございました」
運営スタッフ「登喜子ちゃんに大きな拍手を!」

ボランティアの学生「よくも悪くも全然今まで生活している中で(認知症の人と)関わることがなかったが、温かい気持ちでいられるなと思って、自分も将来、親や自分がこういう機会があれば参加したいと思った」

登喜子さん「幸せです」
学生「私も幸せですよ」
登喜子さん「幸せいっぱい」

厚労省などによりますと、現在、認知症の患者は、国内で471万人と言われ、2030年には、523万人となる見通しだということです。