福島市の一般財団法人が、4日、来年度の奨学金の募集について概要を発表しました。
「一般財団法人ふくしま未来研究会」では、ふるさとの人材育成のため、2018年に「ふくしま未来研究会清水奨学金」を創設し、これまでに2336人に給付してきました。
この奨学金は、返還が不要で、他の奨学金との併用も可能な「給付型」の奨学金です。中学3年生の時に申し込み、選考に合格すると、高校や高等専門学校の入学に向け、一括で10万円が給付されます。
受給の対象となる生徒は、
①県内44市町村の国公立中学校を卒業見込みで、高校、高等専門学校に進学予定の生徒
※対象の市町村は以下の通り
二本松市、本宮市、大玉村、相馬市、南相馬市、新地町、飯舘村、会津若松市、 喜多方市、磐梯町、猪苗代町、北塩原村、西会津町、会津坂下町、湯川村、柳津町、会津美里町、三島町、金山町、昭和村、南会津町、下郷町、檜枝岐村、只見町、浪江町、葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町、川内村、楢葉町、広野町、田村市、三春町、小野町、白河市、西郷村、中島村、矢吹町、泉崎村、棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村
②生活保護もしくは就学援助制度を受けている家庭の生徒で、かつ一定以上の学習成績であること
③学校長の推薦があること、などとなっています。
希望者は、自分が在学している中学校を窓口として、申込手続きをします。
今年の募集期間は10月6日から12月8日までで、財団では、生活保護世帯では現在受給している支援の妨げにならないよう、ケースワーカーなどと相談のうえ申し込んでほしいとしています。