災害発生時やテロ対策の警備にあたる、県警機動隊。
「治安維持の最後の砦」とも言われ、県民の安全を守るためどのような訓練を行っているのか、記者が体験取材しました。
「やれるかお前!気合入れろ!」

時には叱られ。
「ほら戻れ!早く戻れ!」

時には投げ飛ばされ。
それでも走り続けるのは、福島県警機動隊です。

機動隊は、災害発生時の人命救助やテロ対策の警備にあたる部隊で有事の際、最前線で活動する姿は、「治安維持の最後の砦」と呼ばれます。

県警では、20代から30代を中心に、およそ70人の精鋭が機動隊に所属しています。
福島県警機動隊・渡辺剛隊長「福島を支える力強い警察を体現するためにも、日々の訓練や稽古に励んで誇りと使命感を持って頑張ってもらいたい」

「県民の安全を守りたい。」
日々、厳しい訓練に励む新人隊員の姿を追いました。
午前7時。
隊員たちは、寮生活を送っていて毎朝、近くの神社でトレーニングを始めます。

この春、機動隊に入隊した新人隊員がいます。小崎海陸(こさき・かいり)巡査長です。
小崎海陸巡査長「警察官になりたいなと思ったときから機動隊になりたい、入りたいとは思っていました。体力を活かせる部分だと機動隊っていうのは合っているなと思ったので機動隊を志望しました」

中学校から柔道の鍛錬に励み、体力には自信がある小崎さんでも過酷と感じる訓練があります。
それが・・・
「駆け足訓練」です。

小崎海陸巡査長「私でもまだまだ体力が足りないなと思うくらいキツい部分があったりもするので、体力面であったり、体力だけじゃなくて精神的にもキツい部分もあるので、そういった部分で大変だなと思う部分もあります」
「駆け足訓練」は、一体どのような訓練なのか?記者も体験しました。