6日で開催100日前となる東京デフリンピックをPRしようと、5日からキャラバンカーが福島県内各地を周ることになり、郡山市で出発式が行われました。
5日に県内に到着したピンク色のキャラバンカー。今年11月に迫った東京デフリンピックをPRするため、全国各地を周っています。県内のJヴィレッジがサッカー競技の会場となっていて、巡回初日の5日は、郡山市役所で出発式が行われました。
式では、関係者から「ぜひ市民の皆さんにも大会を盛り上げてほしい」と野崎弘志副市長に記念のTシャツが贈られました。
郡山市聴力障害者協会・小林靖理事長「このキャラバンカーを通してデフリンピックを知っていただき、手話の理解に務められること大変うれしく思っています」
市役所を出発したキャラバンカーは、さっそく市内でイベントを開催。
末永万智アナウンサー「こちらにずらりと並んだ有名漫画のイラストたち。実はこちら、このキャラバンのために描かれたものなんです」
より多くの人に興味を持ってもらい、デフリンピックを盛り上げたいと日本を代表する漫画家たちが作品を描きおろしました。
そのほか、大会で選手たちに贈られるメダルのレプリカも展示。デザインは、3つの案の中から全国の小・中・高校生が選んだもので、真ん中の折り鶴には、「選手たちが大きく羽ばたき、活躍してほしい」という願いが込められています。さらに、手話体験ブースも設け、聴覚障害者への理解を深めることにも取り組みます。
参加した中学生「手話をすることで耳が聞こえない人と関係性が生まれることが素敵だと思った」
参加した中学生「また手話を覚えて耳が聞こえない人と会話できたらいいなと思った」
参加した中学生「(デフリンピックに)興味がわいて、応援したいと思った」
キャラバンカーは5日から1週間、県内を巡回し、会津から浜通りまで各地でPR活動を行います。