東邦銀行の井戸アビゲイル風果選手が、8月の日本選手権に続き快挙です。3日、山梨県で行われた陸上「富士北麓ワールドトライアル」の女子200メートルで、井戸選手は22秒79の日本新記録で優勝しました。2016年の福島千里さんの記録を9年ぶりに更新。今年9月に東京で開幕する世界陸上の開催国枠エントリー設定記録を突破しました。

3日に山梨県で行われた日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル。注目は女子200メートル、東邦銀行の井戸アビゲイル風果選手です。

7月の日本選手権で100、200メートルを制した短距離の新女王は序盤から加速、勢いは止まりません。トップで直線に入ると、後半も力強い走りを見せ、ほかの選手を引き離します。

タイムは22秒79。井戸選手は顔を両手で押さえ、喜びを爆発。これまでの福島千里選手の日本記録を0秒09上回り、9年ぶりに塗り替えました。

さらに、9月に東京で行われる世界陸上の開催国枠エントリー設定記録も突破し、出場をほぼ確実にしました。「東京2025世界陸上」は、9月13日に開幕。急成長の井戸アビゲイル風果選手が世界に挑みます。