今年、3000メートルの中学日本記録を塗り替えた、世代最強ランナーを擁する鏡石町チーム。若い力で町の部初優勝を狙います。

鏡石町の鳥見山陸上競技場で汗を流す、鏡石町チーム。
ここ5年間は、町の部で6位2回、5位3回の成績でしたが、今年は町の部優勝候補の一角として注目されています。

悲願の初優勝に向け、チームをけん引するのは、鏡石中3年の増子陽太選手です。

世代最強ランナー 増子陽太選手


前半の積極性と、後半の粘り強さを兼ね備えた増子選手は、今年、全国の舞台で大きく飛躍しました。

8月に福島市で行われた全国中学陸上の3000m。
前半から先頭に立つと、終盤には鋭いラストスパートを見せ、大会新記録で優勝。さらに、10月の国体では、3000mで8分11秒12の中学新記録をマークし、陸上界に衝撃を与えました。

増子陽太選手「中学3年生になるときの目標は、全国中学陸上優勝と中学日本新記録というところをコーチとも話し合って立てていたので、現時点でクリアできたことは自分でも良かったと思う」

今年の活躍を振り返る増子選手


増子選手の活躍は、同じ鏡石中のメンバーにも刺激を与えています。

鏡石中3年・石井凌和選手「全国大会に出場した選手とかが身近にいると、すごく刺激をもらってチームもいい雰囲気で練習できている」

鏡石中のメンバーも増子選手から刺激を受けている


実は、鏡石中のメンバーは、ある大会で悔しい思いを味わっていました。