福島県会津若松市に本社を置くリオン・ドールでは、7日、会津若松市内2つの店舗で備蓄米が販売されました。

伊藤大貴記者「開店30分前ですが、すでに長い列ができています」

7日、会津若松市のスーパーにできた長い行列。その数は、180人あまりに上ります。お目当ては、備蓄米です。先頭に並んだ男性は、隣の猪苗代町から来ました。

猪苗代町から来た人「(午前)2時に(自宅を)出てきて、3時に着いた。年金生活だし安いほうがいい」
会津若松市から来た人「値段が高いから生活するのに大変。だから我慢しても少し安いコメを買うしかないと家族で話して来た」

2つの店舗で用意されたのは、2022年産の「古古米」、5キロあわせて600袋。価格は1袋2139円です。1家族1袋限定の販売となりましたが、この店では開店からわずか1時間で完売となりました。

リオン・ドール会津アピオ店・笹沼一史店長「問い合わせが多いコメだったので、会津地域で初めての販売ということで、素早く届けられてうれしい」

備蓄米に限らず、少しでも安いコメを買い求めたい消費者の動向は、売り場に現れていました。3000円台の銘柄米は、4000円を超えるほかのものと比べると、売れ行きは一目瞭然です。こちらのスーパーでは、いまのところ銘柄米の価格に変動はないといいますが、今後、安くなることに期待を寄せています。

リオン・ドール会津アピオ店・笹沼一史店長「これだけ備蓄米が流通すると価格変動もあると思うので期待している」

リオン・ドールでは、6月13日に会津や中通りの大型店11店舗で備蓄米を販売する予定だということです。