梅雨の後はプールが恋しい季節になりますが、22日、福島県いわき市では一足早い「プール開き」がありました。といっても、泳ぐのは、人間ではありません。
「フガフガフガ…」

いわき市のプールで、気持ちよさそうに泳ぐウマ。実は、けがをした競走馬です。ここはJRA=日本中央競馬会の施設で、けがをした競走馬がプールを使って、治療や復帰に向けたリハビリやトレーニングをしています。
水津邦治アナウンサー「プールの深さは3メートル。これだと馬が浮いて泳げる深さということです」
プール開きとなった22日は、競走馬など3頭が泳ぎました。見学もあわせて行われ、元気に“ウマく”泳ぐ姿に見入っていました。
見学に来た人「ああやって強い馬になっていくんだね。感動しますね」
JRA競走馬リハビリテーションセンター・東樹宏太所長「3頭とも久しぶりの泳ぎだったが、すごくみんなうまく泳いでくれたのでよかったなと思う」
泳いだあとは温泉のシャワーを浴び、レースへの復帰を目指して疲れを癒していました。
東樹所長「去年このプールで泳いだ馬が2頭中央競馬で勝って、すごくいい成績を収めたので、今年いる馬にもぜひリハビリを頑張って競走復帰してもらえたらなと思っている」
プールでのトレーニングは10月中旬まで行われ、一般の人も見学できるということです。
