全国大会出場をかけた、東北大会の当日。
相楽部長「少し緊張しているんですが、全然大丈夫かなという感じがします」
子どもたちは、とてもリラックスした様子。しかし、楽器の搬入や調整もあり、本番まで時間はありません。
添田さん「みなさん今気持ちが浮ついているので、ちょっと楽器がないと思ってエアーでいきます。あるつもりで」

最終調整が終わりました。
添田さん「目を瞑ってください。46人と先生1で47は、心を一つにして美しいハーモニーを響かせましょう。できますか?できますか?はい。では目を開けて。いよいよ本番です、いきます!」
あとは、日ごろの練習の成果を発揮するだけ。そして、迎えた本番。

振るタクトにも力が入ります。

相楽部長「みんな一致団結という感じで最後とかドーンとできたので、決められたのですごく良かったと思います。全部もう全部出し切りましたね」
添田さんの表情にもこの日の思いが詰まっていました。
添田さん「今までの練習の成果がそのまま発揮できたので、よかったと思います。満足です。後は何も考えません」
「魔法のタクト」が導いた、大人と子どもをつなぐ素晴らしき音楽の世界。
添田さん「恩師の先生にやっとやることはやったかなって天国で見てくれていると思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。最後に、音楽っていいですね」

審査の結果、西袋一小は、見事全国への切符を手に入れました。その全国大会は、来年1月に音源審査で行われますが、東北から駒を進めた11校中7校が福島県内の小中学校だということです。
TUFでは、音楽に情熱を注ぐ子どもたちの記録を12月29日に特別番組で詳しくお伝えします。