8日、福島県内で県立学校の入学式が行われ、このうち郡山市の中高一貫校、県立安積中学校では開校式を迎えました。
県立安積中はおよそ140年の伝統を刻む安積高校に併設され、1期生となる60人を迎えました。

開校式は内堀知事などが出席して行われ、県教育委員会の鈴木竜次教育長は「開拓者精神、質実剛健、文武両道の精神で大きくはばたくことを期待します」と呼びかけました。そして、桜の花と桑の葉がデザインされた安積高校と同じ校章と校歌が披露されました。

吾妻康弘記者「こちらは図書館なんですが、安積高校のシンボル尋常中学校の外壁をイメージしたデザインで、新設校ながら歴史の重みを感じます」
また、午後には入学式が行われ、5.12倍の倍率を突破した中学校の1期生60人、そして安積高校の141期生になる280人が緊張した表情で式に臨みました。
新入生代表・今泉玲南さん「自分たちの可能性をひろげ、未来を切り開き、未来を創るリーダーとなれるよう仲間とともに全力で楽しみながら挑戦し続けることをここに誓います」
県立安積中は次世代の福島、そして日本を牽引するリーダーとなるため、生徒の興味や関心を追求する「探究的な学び」や少人数でのディスカッションなどを取り入れ、中高の6年間で志の高い人材の育成を目指します。
女子生徒「いろいろな人とコミュニケーションをとってとにかくたくさん勉強したい」
女子生徒「小児科医として子供の命を救いたい」
男子生徒「外交官です。いろんな国に渡って日本との懸け橋になりたい」
県立の中高一貫校は、会津学鳳、ふたば未来学園に続いて県内3校目です。
