福島県大熊町で、次世代の産業を担う「ダイヤモンド半導体」を量産する工場が建設されることになり、27日、地鎮祭が行われました。
「大熊ダイヤモンドデバイス」が建設するのは、ダイヤモンド半導体を量産する工場です。ダイヤモンドは、放射線に強いことから福島第一原発の廃炉作業などでも活躍が見込まれるということです。
27日は地鎮祭が行われ、大熊町の吉田町長などがくわ入れをして工事の安全を祈りました。大熊町に住んでいる人は震災前の12%にとどまっていて、働く場の確保などが課題となっています。

大熊ダイヤモンドデバイス・星川尚久社長「福島第一原子力発電所がある大熊町に工場を作ること自体に意味があると思っていて、廃炉で培った技術が新しい産業として広がっていく」
工場は来年春に稼働する予定で、大熊町では、新たな雇用の創出に期待を寄せています。
