駆け足で、春の足音が近づいているようです。福島県いわき市佐糠町の常磐共同火力勿来発電所では、早咲きで知られる河津桜が満開となっています。

寒い日が続いた今年。例年に比べ開花は1週間ほど遅れましたが、その後は暖かい日が続いたため、一気に満開となりました。

21日は、時折強い風が吹いたいわき市でしたが、サクラの下には多くの人が訪れ、散歩を楽しんだり、春の訪れを写真に収めたりしていました。

いわき市の女性「春風に吹かれてとてもきれいですね。暖かくって、春分の日過ぎて、ちょうど季節的にも気温が上がってきて花も生き生きした感じで見られる」

勿来発電所によりますと河津桜は、今月末までが見ごろだということです。

暖かかった21日の福島県内。日中の最高気温は、浪江と石川で16.9度、福島で15.9度など、各地で4月上旬から下旬並みの春本番の暖かさとなりました。

JR福島駅前では、上着を持ってるく人や、薄手の服で歩く人の姿が見られました。

福島市内の人「きのうまでダウン着てたんですけど、今日は一枚ものにしました」

福島市内の人「普段は車で来るんですけど、きょうは天気がいいのでお散歩兼ねて電車に乗ってきました」

一方、気象台は雪の残っている地域では、なだれや落雪に注意するよう呼びかけています。