聴覚障害者に配慮したバリアフリー対応の消防車が、全国で初めて、福島県郡山市の消防本部に導入されました。

郡山地方広域消防本部に全国で初めて導入されたのは、バリアフリー対応の警光灯を搭載した消防車です。

従来の消防車両は、緊急走行とパトロールで警光灯の光り方が同じため、聴覚障害者が車を運転する際、サイレンが聞こえず、パトロール中でも消防車両に道を譲るケースが多かったということです。

今回、導入された車両は、パトロール中の光り方が緊急走行の時よりも穏やかになっています。

郡山地方広域消防本部・伊藤健一さん「だれ一人取り残さない社会の実現に向けて、聴覚障害者の方に配慮した車両を作りたいと思い導入した」

バリアフリー対応の消防車は、18日から田村消防署都路分署で運用が始まっています。