「納豆の街」として売り出し中の福島市が、去年1年間の1世帯あたりの「納豆」の購入額で、2年ぶり日本一に返り咲きました。

佐々木夢夏アナウンサー「消費額の発表まであと1分ほど。市長や事業者の皆さんが和やかな雰囲気でその時を待っています」

福島市街なか交流館には7日朝、福島市の木幡市長や納豆を販売する事業者などおよそ10人が集まり、発表の瞬間を見守りました。

そして…。

「やったー」

福島市は見事全国1位に!総務省の家計調査によりますと、去年1年間の納豆の購入額は1世帯当たり7830円で、納豆パックおよそ210個分。2位の秋田市を600円以上引き離し、全国の県庁所在地と政令指定都市の中で2年ぶりに日本一になりました。

福島市は2022年まで4年連続で購入額日本一でしたが、23年は9位にとどまり、この1年は毎月10日を「納豆の日」としてキャンペーンを行ったり、納豆料理のコンテストを開いたりして消費拡大を呼びかけてきました。念願の日本一奪還に納豆料理を提供する居酒屋のスタッフは…。

居酒屋の人「納豆のように粘り強く頑張って(首位を)取り返したというのは感慨深い」

また、けさも納豆を食べたという福島市の木幡市長も笑顔です。

木幡市長「納豆料理を提供するお店、スーパーの皆さん、市民の皆さんに協力をいただいて見事日本一を奪還できた。非常にうれしく思います」

日本一奪還を記念して市内の一部の飲食店では、18日から納豆料理を注文した人へのサービスを始めると予定で、福島市と大手納豆メーカーとのコラボ企画も予定されているということです。