大雨や台風など水害が多く発生するこの時期に合わせ、中学生が災害への備えを学びました。
2日、福島市の平野中学校で行われたこの授業は、子どもたちに災害への備えを学んでほしいと福島市が開いたもので、全校生徒約200人が参加しました。
講師を務めた日本赤十字社の野崎謙司さんは、2019年の東日本台風などを例にあげ、事前に危険な場所を確認しておくことや、命を守るために「身近にあるもの」を大切にしてほしいと話しました。
日本赤十字社の野崎謙司さん
「これがないとダメ、あれがないとダメではなくあるものでどう工夫するかということが災害時、命を守る、健康を守る、心を守ることにつながってくる」
その後、子どもたちは、身近にあるものの一つ新聞紙を使って、スリッパを作りました。そのスリッパで実際に足つぼマットを踏んでみると…
「すごくね!?全然痛くない!」
子どもたちは、新聞紙を使って災害時、寒さや瓦礫から身を守れることを体感していました。
3年生の生徒
「段ボールと新聞紙だけでトイレが作れることも分かってこれから役に立ちそうだと思った」
2年生の生徒
「いつ災害が起こるかわからないので今回の講話を家族と共有して避難していきたい」
福島市では今後も幅広い世代が気軽に楽しみながら防災について学べる機会を作っていきたいとしています。