福島県いわき市にある総合レジャー施設、スパリゾート・ハワイアンズを運営する常磐興産はアメリカの投資ファンドによるTОB=株式の公開買い付けが成立したと発表しました。
常磐興産は6日、アメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループによる1回目のTOB=株式の公開買い付けが成立したと発表しました。
取得した株式は72.14%でフォートレス・インベストメント傘下のオンタリオ合同会社が、常磐興産の筆頭株主になりました。
ファンドはさらに来月にかけて株式の公開買い付けを進め、常磐興産を完全子会社化する方針です。
フォートレス・インベストメント・グループは宮崎県の大型レジャー施設「シーガイア」も買収しており、複数の日本国内のホテルも傘下に収めています。
常磐興産は、今回の資金調達やファンドが持つ経営ノウハウを活かして、新たな設備投資やインバウンドを含めた集客の強化につなげる狙いがあると見られます。
子会社化の後もブランドの変更は予定しておらず、雇用も引き継がれる見通しだということです。