普段の増子選手は「めっちゃ頭いい」
そんな増子選手も、陸上競技を離れると普通の高校生。
クラスメイト「増子くんめっちゃ頭いいです」
クラスメイト「本当に日本一とは思えないくらい普段はっちゃけている。でもやるときは勉強とかすごい」
持ち前の集中力が、勉強や競技にも生かされているのかもしれません。

しかし、夏場はけがや体調不良の影響で全国の舞台に立つことができず、試練の期間を過ごしました。エースが不在の間、チームを支えたのが仲間同士の競争意識です。
松田監督「ある程度設定を抑えないと、どんどん競争になる。そういったこともプラスになっていいチーム状況になっている」

今年、6人がインターハイの出場権を獲得した男子は、例年よりもチーム内の競争意識が高く、練習でも自然とペースが上がってしまうため、松田監督が設定タイムを抑えるほどだといいます。
インターハイの800メートルで準決勝に進出した3年の齋藤康太郎選手は、駅伝で中心となる選手のひとりですが、練習でも気は抜けません。
齋藤康太郎選手「全員が意識高く練習や試合に臨んでいるので、その中で切磋琢磨で(練習でも)ラスト100メートルとか競争はある」

こうした状況に、復帰したエースは、チーム力の高さに自信をみせます。
増子選手「いい意味で自分なしでも練習がすごい盛り上がっていて、それが自分もすごいうれしくて。いいチームだと思う」
県高校駅伝は、高めあってきた仲間とともに連覇を目指します。
増子選手「連覇はもちろん、自己ベストや区間記録に挑戦してチーム一丸となっていい位置で優勝したい」