10月1日に総理大臣に指名される自民党の石破総裁は、次の衆議院議員選挙を10月15日公示、27日投開票の日程で行うと表明しました。
与野党ともに新たなリーダーを据える今回の選挙。
福島県内でも準備の動きが慌ただしくなっています。
自民党の石破総裁は、10月1日に召集される臨時国会で総理大臣に指名され、新たな内閣を発足させます。
次の衆院選について石破総裁は30日、次のように明言しました。
【自民・石破総裁】
「新政権はできるだけ早期に国民の審判を受けることが重要であると考えており、諸条件が整えば10月27日に総選挙を行いたいと考えております」
石破総裁は総理大臣に選出された後、衆院選を10月15日公示、27日投開票の日程で行うと表明しました。
次の選挙が間近に迫る中、福島県内では大物議員の引退が相次ぎました。
【自民・根本匠元厚労大臣】
「常に全力投球でやってきましたから、その意味ではやり切ったということで思い残すことはない」
自民党の根本匠元厚労大臣は29日、次の総選挙に出馬しないと表明しました。
福島2区選出で、厚労大臣や復興大臣を歴任した根本さん。
出馬しない理由として、次の復興創生期間の道筋をつけたことや、自身が導入に関わった党の「73歳定年制」の年齢に達したことなどを挙げました。
根本さんは後継候補の指名はせず、自民党県連では候補者の調整を急ぐことにしています。
福島2区では、立憲民主党が現職の玄葉光一郎元外務大臣の擁立をすでに決めています。
また共産党の丸本由美子さん、諸派の高橋翔さんが出馬を表明しています。
一方この日は、福島4区の吉野正芳元復興大臣も、出馬しないことを正式に表明しました。
後援会が会見を開き、明らかにしました。
吉野さんは会見に出席せず、後援会長が本人のメッセージを代読。
「数年前から体力の回復に務めてきたが、街頭演説などができる確信が持てなくなった」などと、健康上の不安を不出馬の理由に挙げています。
これを受け自民党県連は午前に会議を開き、福島4区に元県議で新人の坂本竜太郎さんの擁立を決定。
福島4区は、坂本さんのほかに、立憲民主党が新人の齋藤裕喜さん、共産党が新人の熊谷智さんの擁立をそれぞれ決めています。
また、福島3区では30日、共産党の新人・唐橋則男さんが出馬を表明しました。
唐橋さんは喜多方市出身の63歳。
JAの職員を経て、現在は共産党の会津地区の委員長を務めています。
【共産・唐橋則男さん】
「日本共産党は自民党政治を大本から変えるということを柱に訴えていきたい、3区ではその先頭に立っていきたいと思っている」
福島3区ではこのほかに、いずれも現職で自民党の菅家一郎さん、立憲民主党の小熊慎司さんが出馬を決めています。










