9月1日は「防災の日」です。郡山市では母親の目線で防災について考える講座が開かれ、防災食の試食会も行われました。「おいしい」だけではないママ目線の防災食とは…

郡山市では子育て中の母親たちが参加して、防災食を身近に感じてもらう試食会が行われました。試食しているのは去年3月から販売が始まった母親目線で作られた防災食その名も「もしもゴハン」です。

大人はもちろん、水の量を増やせば、赤ちゃんの離乳食にすることもできるのが特徴です。

郡山市から参加した人「この子もあんまりパクパク食べるほうではないけど、食べられるくらいおいしいです」

試食会を主催したのは震災を経験したママたちの声を元に3年前に設立され「もしもゴハン」を手がけた「ママカラ防災」です。1日は講座も行われ、守りたい人を守るために必要な知識やとるべき行動など、母親の目線で防災について考える大切さを学びました。

ママカラ防災・池田朋美さん「避難所で食事が出るのは最短でも3日。そもそも小さいお子さんは人数に数えてもらえないっていう場合もあります。大人の分しか準備されていませんということもある現実にショックを受けました」

講座に参加した母親たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

本宮市から参加した人「今回をきっかけに、帰ったら主人と話し合って防災についてきちんと行えるようになっていきたい」

ママカラ防災・添田麻美代表「自分ごととして何が必要なのかということを考えて、選択をして決めていけるようになっていただけると一番いいなと思っています」

ママカラ防災では今後、毎月1日にテーマを変えながら防災講座を行っていくということです。