「結婚して子育てする環境には…」町に戻った町民は

また、買い物環境については、駅周辺に、スーパーなどの商業施設が来年度中の開店を目指して整備が進められています。

おととし、双葉町に戻った谷津田陽一さんは、以前より町に人が増えていると話します。

谷津田陽一さん「町営住宅に大勢戻ってきた人たちがいるので、そこに行ってお茶を飲んだり」

しかし、賑わいを取り戻すには、環境のさらなる整備が必要だと話します。

谷津田陽一さん「雑貨の店や毎日食べているような普段使いの食堂とか、ちょっとしたものを町中で調達できる(ものが必要)。ここで仕事に就いて結婚して子育てするという環境にはまだちょっと遠いかな」

町の東側の復興産業拠点では、これまでに23件で立地協定を結び、このうち18件で操業を始めています。町では、住民の働く場も確保し、2030年ごろには人口2000人を目指すことにしています。