東京電力福島第一原発で、燃料デブリの試験的な取り出しが中断した問題で、福島県の内堀知事は、再発防止を徹底するよう求めました。
福島第一原発では、22日から燃料デブリの試験的な取り出しが始まる予定でしたが、取り出し装置を格納容器に押し込むパイプの順番に間違いがあり、作業が延期されました。
原発での度重なるトラブルを受け、内堀知事は26日の会見で「人為的かつ初歩的なミスが起きた」として、東電に対して、同様のミスを起こさないよう求めました。
内堀知事「今回の試験的取り出しは、将来の大規模取り出しの入口となる重要な作業であります。徹底的な安全確保を行って取り組んでいただきたい」
東京電力は、ミスの原因について現在、関係者への聞き取り調査を進めていて、作業の再開時期は未定としています。










