なぜ「男子サッカー」は福島開催?
今年のインターハイ自体は九州北部が開催地ですが、なぜ男子サッカーは福島開催なのでしょうか?

理由は、選手たちの暑さ対策です。サッカー競技はトーナメント制で、勝ち上がれば勝ち上がるほど試合が続くため、猛暑の中での連戦が問題視されていました。
そこで白羽の矢が立ったのが、夏でも比較的涼しい気候の浜通りでした。今回は楢葉町、広野町、いわき市の会場で試合が行われます。なかでも、Jヴィレッジは宿泊施設や照明設備が整っているので、暑さを避けて、朝や夜の試合ができることも、サッカー競技にとって好都合でした。

震災、原発事故の被災地でもあるので、復興支援にも繋がります。今回のインターハイでは、期間中に5万人ほどの来場が見込まれていて、経済効果も大きいとみられます。
福島県内からは、尚志と帝京安積の2校が代表として出場します。共に初戦は7月28日(日)で、尚志は滋賀代表の近江と徳島代表の徳島市立の勝者と対戦。帝京安積は、埼玉代表の昌平と香川代表の尽誠学園の勝者と対戦します。

今年から男子サッカーは県内で固定開催となるので「冬の国立、夏のJヴィレッジ」という形での盛り上がりが期待されます。