来場見込みは5万人 経済効果に「期待しかない」
実は、メイン会場となるJヴィレッジは、2017年にインターハイのサッカーが行われる予定でしたが、震災の影響で中止になりました。大会関係者は、被災地の現状の発信にも期待を寄せています。
全国高校総体サッカー競技大会 福島県事務局・田野入清明事務局長「地元のみなさんは、大きな大会が来るということで期待を寄せていらっしゃると思います」
期間中に見込まれる来場者は、選手や保護者、スタッフなど合わせて5万人。大会事務局では、被災地での賑わいにもつながればと期待しています。
田野入事務局長「大会のみで帰ってしまわれるというのは非常にもったいないと、勝ち負けにかかわらず、勝ったチームはサブ選手、負けたチームは全員で地元に残って試合をするという環境を整備しようと思っている」
水津アナ「Jヴィレッジに近い国道6号沿いにある「豚壱」。人気の豚丼が味わえ、多くの客が予想されます」
食欲をそそる甘辛い味が自慢の「豚丼」。ルーツは、富岡町で営んでいた「うなぎ店」。6代目の押田英駿さんが震災後、明治元年から受け継がれてきた秘伝のタレを使い、楢葉町で開店しました。
双葉郡内ではまだ営業をする店が少ない中、押田さんは、「インターハイ効果」に大きな期待を寄せています。
豚壱・押田英駿さん「このような機会は滅多にないので、期待しかしていないです」
多くの客に対応するため、豚肉の仕入れも5割増し、スタッフも増員する予定です。また、大会期間中、店舗前にキッチンカーを出すなど営業態勢を強化することにしています。
押田さん「秘伝のタレが売りなので、これをきっかけに豚丼が全国のみなさんに知れ渡ればなと思っています」