「あいつともう一回甲子園に」

実は、中学時代からチームメイトの2人。時にはバッテリーとして、時には同じ投手陣のライバルとして、切磋琢磨してきました。

大栄利哉選手「自分のサインには首を振らないので、翼の考えていることが自分はしっかりとボールで要求できているのかなと。私生活でも時にはおもしろいことをやったり、自分の中では(佐藤投手は)欠かせない存在」

佐藤翼投手「(大栄選手が)センバツに出られなかった分、もう一回行くぞという気持ちがある。あいつと一緒にもう一回甲子園に立ちたい」

強靭なメンタルを武器に去年の秋からここ一番で先発を任され、期待に応えてきた佐藤投手でしたが、5月の県大会はけがの影響で出場できず。一方、大栄選手は、この大会で本格復帰し、マウンドにも上がりました。ようやく、頼れる2年生コンビがそろい踏みとなるこの夏。2人の存在が、チーム全体のレベルを引き上げています。

佐藤翼投手「チームとしては0というのが目的なので、ピッチャーとしてがんばりたい」
大栄利哉選手「本当に今大会は3年生のために。自分が死んでもいいという気持ちを持って全力でプレーしていきたい」

小宅善叶主将「3年生の強い気持ちがある中で、そこに(大栄)利哉や(佐藤)翼がプラスアルファで入ればもっともっと力になる。全員で協力して勝って甲子園につなげたい」

小宅善叶主将

春夏連続出場へ、闘志を燃やす2年生コンビを擁する学法石川に、この夏、注目です。

学法石川の初戦は、17日、ふたば未来と対戦します。