福島市の先達山で開発が進んでいる大規模な太陽光発電所=メガソーラーについて、市が開設したホームページの内容をめぐり、業者側が修正を求める意見書を送っていたことがわかりました。

意見書は13日付で出されたもので、21日、福島市がホームページで公表しました。

それによりますと、業者側は現状の写真について、今年4月のものであると指摘。現在は「緑化が進んでいる」として、自らが撮影した最新のものに差し替えるよう
求めています。

また、6月2日に現場周辺で発生した災害について、ホームページでは「土砂」流出と記載されていますが、これを「泥水」に改めるよう求めています。

大雨の際の災害発生現場

これを受け、福島市は21日に、ホームページの内容を一部修正した上で、回答書を公表しました。

その中で福島市は、「この事業に関する市民へのお知らせは、本来、業者側自らが実施すべきもの」と指摘。そして、市民に対し、工事の進捗などについて、業者側が自ら説明するよう求めています。

▼「福島市 先達山太陽光発電施設 特設ページ」は以下の通りです。
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/sendatsu_tokusetu.html

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