福島市の吾妻山麓にある先達山(せんだつやま)で進められている大規模な太陽光発電施設の工事について、市民から多数の問い合わせが寄せられていることから、福島市は特設のページを11日に開設しました。

福島市の吾妻山麓にある先達山では大規模な太陽光発電施設いわゆるメガソーラーの設置工事が2021年から始まり、2025年1月の完成を予定しています。

しかし、6月2日の大雨で周辺の県道に土砂が流出したため、福島市は、業者に厳重注意するとともに、福島県内で大きな被害が出た2019年の台風19号クラスの台風が来ても災害が発生しないよう再発防止策を講じることを求めていました。

土砂が流出した現場

福島市によりますと、工事の過程で山肌が大きく見える状態になってから、市民からの問い合わせが相次ぎ、1日あたり平均で7、8件寄せられていることなどから、福島市では先達山太陽光発電施設の関する特設ページを11日から設けました。

特設ページには、これまでの経緯や今回の土砂流出についての業者の説明や工事の詳細、そして市の対応などが記載されています。

▼「福島市 先達山太陽光発電施設 特設ページ」は以下の通りです。
https://www.city.fukushima.fukushima.jp/kankyo-o/sendatsu_tokusetu.html

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