震災と原発事故を題材にしたミュージカルが4月28日、東京で上演されます。中心となっているのは、愛知県の子どもたち。「子どもと一緒に大人たちも原発事故に向き合ってほしい」。開催に向け、公演に協力する浪江町の女性が訴えています。

「♪福島の被災地を見てください~」

被災地の思いを歌に込める子どもたち。歌っているのは、愛知の合唱団のメンバーです。震災と原発事故を題材にしたこのミュージカル。おととし、福島県二本松市でも上演されました。

それに先立ち、合唱団のメンバーは夏休みを使って、被災地も訪問。自分の目で被害を見たことで、作品への思いをさらに強くしました。このとき、協力したのが、浪江町の帰還困難区域、津島地区から避難している三瓶春江さんです。

三瓶春江さん「子どもたちも、大人たちも原発事故に向き合って、問題に向き合って、正しいことを正しいと言える、そんな社会になってもらえればありがたいという思い」