亡き母と通った「ブリアン」
佐藤菜美子さん:
「ブリアンさんに行くと母の事を思いながら懐かしいなと。震災でいろんなものが無くなって消えてしまった中で再建してやっていただけるのは嬉しい」

一方、たくさんの人に笑顔を届けた千葉さん。外がすっかり暗くなった頃、ようやく仕事を終えほっと一息ついていました。
千葉秀男さん:「疲れたんだ…」

怒涛のクリスマスから1週間。2024年、夫婦で過ごす静かな正月。
千葉秀男さん:
「(今年の)目標?何もねえ。1日1日、お客さんに負けないように作るだけでございます」
その言葉通り、1月3日の初売りからフル回転です。

千葉秀男さん:「感謝、感謝の気持ちでね。儲けなくていいから従業員の給料とお客さんさサービスすればいいと思ってやってんだ」

大震災を乗り越え、厨房に立ち続けてきた千葉さん。これからも手作りの味で地域に笑顔を届けます。
千葉さん、津波被害から店を再建した後、もう一つの岐路に立ちました。区画整理事業のため3年の休業を経て2020年の夏に営業を再開しました。まだまだ現役のベテラン職人、2月はバレンタイン、忙しい日々が続きます。