阿部航介記者:
白丸地区には高台があり、すぐにそこへ避難した人もいたということです。清本さんは、「津波は町を襲ったあと、すぐに水が引いていった」と話していました。
原発がある半島での避難は…
後藤キャスター:
ほかに阿部記者が現地で取材して感じたことはありますか。
阿部記者:
山に囲まれた能登半島の道路を走っている際、宮城県石巻市の牡鹿半島に雰囲気が似ていると感じていました。今回、能登半島では道路が寸断され孤立状態となった集落があります。

珠洲市には過去に原発の建設計画がありましたが、住民の反対運動で白紙となりました。宮城県の牡鹿半島には女川原発がありますが、今回のように土砂崩れや地割れが発生した場合、果たして本当に避難はできるのだろうかと不安がよぎりました。

避難計画の実効性、安全性について改めて考える必要があると感じました。