ようやく涼しくなってきましたが、野菜の栽培には、この夏の猛暑の影響が続いています。これからの時期、鍋物に欠かせない「ネギ」も生育不良が深刻です。
「ネギは、根止まりしている状態」

宮城県角田市島田地区にあるネギ畑です。地元の農業組合が3.4ヘクタールの農地でおよそ100万本を育てています。出荷の時期を迎えたものの、ネギが育たず生産者の頭を悩ませています。

農事組合法人 舘島田生産組合 大泉太貴彦さん:
「夏場の高温が続いていた時期に、かつ雨が降らなかったことで水分が不足してしまって、根っこが伸びきらずに、短いままで止まってしまった」
ネギは気温が25度以上になると生育が遅くなります。

この夏の猛暑の影響で、現在収穫されたものは、例年と比べて太さは3分の1ほど、長さも半分以下となっています。スーパーに出荷する300グラムの束を作るのに例年の2倍以上の本数が必要です。

農事組合法人 舘島田生産組合 大泉太貴彦さん:
「いま7本、去年だったら3本。細いので、例年よりは売上には繋がらないのかなと」
出荷量も、目標には届ていません。
農事組合法人 舘島田生産組合 大泉太貴彦さん:
「通常だと10アールあたり2トン出荷しているが、いまは1.5トン出ていればいいかなと」
大泉さんらの組合では、生育が良いものから順に出荷しています。生育の遅いネギは、12月頃まで畑で様子を見ることにしています。
農事組合法人 舘島田生産組合 大泉太貴彦さん:
「一刻も早く寒くなってネギにとって良い環境になってくれればと。味は甘みもあって良いものとなっているので食べて頂ければ」

高温障害の影響を受けながらも大泉さんら生産者は、美味しいネギを届けたいと奮闘しています。角田市では、10月28日と29日にネギの収穫体験ができる恒例の「ねぎまつり」を予定していて、多くの人に甘みのあるネギを味わってもらいたいと話しています。







