「崖っぷちな気持ち」だった

仙台89ERS 青木保憲選手:
「崖っぷち精神というか、やっぱり広島で僕の力不足で結果を出せなくて、そんな中、仙台が僕を必要としてくださって。シーズン中でしたし完全な移籍だったのでここで結果出せなかったらこの次は無いかもというぐらいの覚悟というか、やるしかないという崖っぷちな気持ちでした」

幼少期からバスケ一筋の人生を歩んできました。高校・大学ではキャプテン、B1川崎に入団とエリートの道。

しかし、プロ入り後は出場の数を減らし、川崎から広島へ移籍。その広島でも思うような活躍ができずにいました。そんな中、急転直下で舞い込んだ仙台からのオファー、シーズン途中の移籍にも彼は前向きでした。

仙台89ERS 青木保憲選手:
「正直、本当にトップでというかチームの中心でやれる選手ってほんの一握りで。難しさとか歯がゆさとかは経験できたので、逆に今、僕がその気持ちを分かってあげられるとは思いますし、そういう時ににどうやって対処したらいいのかという僕の経験値の狭いところですけれど、それは伝えられるかなと、特に若手の選手には、とは思います」

B1勝負の2シーズン目を迎えたナイナーズ、青木選手はその新たなリーダーに選ばれます。仙台に移り住んでまだ半年、それはまさに異例の抜擢でした。