宮城県東松島市の野蒜海水浴場について、市は、来場者数の減少などを理由に来年から開設しない方針を固めました。今後は、ビーチスポーツで活用することにしています。
東松島市の野蒜海水浴場は、2011年の東日本大震災で被災し、閉鎖が続いていましたが、場所を移し防潮堤を整備するなどして去年、12年ぶりに再開されました。

しかし、宿泊施設が減ったことや、交通の便が悪くなったことなどから、今年の来場者数は4333人と、震災前の2010年の4万8070人と比べて10分の1ほどにとどまりました。
このため市は、来年以降、野蒜海水浴場を開設しない方針を固めました。野蒜海水浴場には、ビーチスポーツ用のコートが8面整備されていて、市は今後、全国規模の大会を誘致するなどして活用することにしています。







