バッテリーを”ほぼそのままリユース”新発電システムその仕組みは

そこで下位教授は4年ほどかけて分解してレアメタルを取り出すのではなくバッテリーをほぼそのままリユースできる新たな発電システムを開発しました。

東北工業大学 下位法弘教授:
「バッテリーにためられた電気はこのラインの蛍光灯と街頭を全部点灯させるように配線されている」

それがこの太陽光発電システムです。本来、新品の蓄電池が使われる部分に車で使われていたリチウムイオンバッテリーを取り付けています。この部分にはバッテリーの温度を制御する機能が取り付けられていてバッテリーが発火する恐れを防ぎ安全性が保たれているといいます。

また、バッテリーそのものだけでなく周りの部品や配線もそのまま活用できるようになっていてより再利用の幅が広がりコストを削減できるといいます。

東北工業大学 下位法弘教授:
「コストを極力下げたいと考えたときに、車から取り出したバッテリーを極力いじらないでそのままシステムとして使いたいというのがあった」