この春採用された教職員の防災教育の研修会が宮城県内4か所の震災遺構で開かれています。

このうち、山元町の震災遺構・中浜小学校での研修会には、県内の公立学校で今年度新たに採用された教職員およそ100人が参加しています。

参加者は、まず津波を想定し、内陸の学校まで徒歩で避難する訓練を行い、実際に自分たちで安全なルートを選びながら移動しました。

語り部:
「右に行くか左に行くかまっすぐ前に行くか、数えてますから決まったら手を上げてください」

その後、語り部の案内で中浜小の校舎を見学し、2階まで津波が押し寄せた状況などについて説明を受けました。

この研修会は、子どもの命を守るすべを身に着けてもらおうと、県教育委員会が2021年から行っているもので、13日は気仙沼、石巻、仙台の会場も含めおよそ580人が参加しています。