宮城県内で27人が犠牲となった宮城県沖地震から12日で45年です。これに合わせ行なわれた仙台市主催の防災訓練で、消防や自衛隊などが救助活動の連携を確認しました。
宮城野区の宮城県消防学校で行なわれた訓練には、市消防局や陸上自衛隊など25機関から200人が参加しました。仙台で震度6強の直下型地震が発生したとの想定で、人命救助訓練などが行なわれました。

災害救助犬が地震で崩れた建物を捜索し、中に閉じ込められた人を発見。自衛隊と消防が協力しチェーンソーなどを使ってけが人を救出しました。

関係機関が一堂に会して訓練をするのは4年ぶりで、救助時の連携を確認していました。
仙台市危機対策課 庄子正宏課長:
「各機関の連携がしっかりできた。関係機関がたくさんあるので日頃より連絡をしっかり取り合うのが大事と考えている」

主催した仙台市は、訓練の検証を行ない有事に備えたいとしています。