7月のアユ漁解禁を前に、26日、仙台市内の広瀬川で稚魚の放流が行われました。

高橋未来記者:
「雨が降る中、こちらではバケツを使ってアユを放流しています」

アユの稚魚の放流は、広瀬名取川漁業協同組合が30年前ほどから毎年行っていて、仙台市青葉区の広瀬川では、組合員およそ20人が体長10センチほどに育った稚魚をバケツから川の中へ放していきました。

組合によりますと、26日は、4万5000匹の稚魚が10箇所で放流されました。

広瀬名取川漁業協同組合 金子賢司代表理事組合長:
「少しでも釣り人を楽しませたいというのと、自然の川がどんどん減ってしまったので、一番は自然を守りたいという信念です」

広瀬名取川漁業協同組合 金子賢司代表理事組合長

5月8日までに広瀬川と名取川であわせて28万匹ほどが放流され、稚魚はアユ漁が解禁される7月1日には20センチ近くの大きさまで成長するということです。