4月24日、宮城県岩沼市のすし店ですしやカツオの刺身を食べた女性が腹痛などを訴え、女性の胃からアニサキスが検出されました。県は食中毒と断定しこのすし店に対し1日間、生食用の魚介類の提供などを停止させる処分を出しました。
営業の一部停止処分を受けたのは、岩沼市内のすし店です。県によりますと4月23日、このすし店でイワシ、ヒラメ、マグロ、タイ、ブリのすしやカツオの刺身を食べた40代の女性が24日に腹痛や吐き気を訴え、医療機関を受診したところ、寄生虫のアニサキスが検出されました。

原因と考えられる食べ物が提供されたすしや刺身のみだったことから、県は食中毒と断定しこの飲食店に対し25日、1日間、生食用の魚介類の調理や提供を停止する処分を出しました。

これで今年に入ってから県内で発生したアニサキスによる食中毒は9件目となり、すでに去年1年間の発生件数7件を超えています。

アニサキスはイワシやサバなどの魚介類に寄生していて、県は、内臓の除去やマイナス20度で24時間以上の冷凍を行うなどして予防を徹底するよう呼びかけています。