宮城県は10日、新型コロナ対策本部会議を書面開催し、政府がマスク着用の考え方を見直すのを踏まえ、3月13日以降、マスク着用については個人の判断に委ねることを基本とするとしました。
県新型コロナ対策本部会議の10日の決定では、マスク着用について個人の判断に委ねることを基本としました。

一方で、高齢者など重症化リスクの高い人への感染を防ぐため、マスク着用が効果的な場面として、
○医療機関受診時
○高齢者など重症化リスクが高い人が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへの訪問時
○通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗車する時
○新型コロナの流行期に重症化リスクの高い人が混雑した場所に行く時
○高齢者など重症化リスクが高い人が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などの従事者の勤務時の5つの場面を挙げ、マスクの着用を推奨しています。
また、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないようにするとしましたが、事業者が利用者や従業員にマスクの着用を求めること自体は許容するとしました。
さらに、学校現場での対応を巡っては、マスクの着用を求めないことを基本とするとし、感染状況に応じて、児童、生徒にマスク着用を促す場面でも児童生徒や保護者の判断を尊重することとしました。
一方で、さまざまな事情で引き続きマスクを着用したい児童、生徒への配慮を求めました。
新型コロナの感染対策を講じた県の認証店でも来店者に食事中以外のマスクの着用を促すことをやめるほか、これまでは原則自粛としていたカラオケやライブ、ダンス、ショー、余興などについても距離の確保を図り、飛沫の拡散防止を図るとした上で自粛を求めないことにしました。