仙台のベンチャー企業などの研究チームが、工場の煙突から排出されるガスをドローンを使って安全に分析・点検できる実証実験に成功したと、発表しました。
この実証実験は、東北大学と連携する仙台のベンチャー企業「ボールウェーブ」などの研究グループが、化学工場などの安全運転に欠かせないものの人が近づきにくい煙突で排出ガスの分析を可能にしようと行いました。

研究グループは、去年12月、ドローンにガスの種類と濃度を測定できる超小型の装置を載せることにより、煙突から出されたガスの細かな分析に成功したということです。

ボールウェーブ・山中一司取締役研究・開発部長:
「ドローンに搭載すれば、危険な場所に、高所高温・危険ガスなどの場所に接近して、ガスを捕集して分析できるということによって、プラントの管理が非常に正確にできる」

研究グループでは、今後原発事故など防災の分野でも、この技術の活用が期待されるとしています。