当時の仙台の音楽文化に触れることができます。レコード全盛期とされる1970年代のレコードなどを集めた企画展が仙台市内で開かれています。
仙台市青年文化センターで17日から始まった「仙台レコード展」。

センターではおよそ2万4千枚のレコードを所蔵していて、会場には、歌謡曲やロックなど1970年代のレコード240枚が展示されています。
これは人気が再燃しているレコードを通して当時の仙台を知ってもらおうと、仙台まち文化研究所が企画したものです。
訪れた人はジャケットを眺めたりレコードを聴いたりして、当時を懐かしんでいる様子でした。
訪れた人:「自分の青春時代にタイムスリップする」

「自分の家にあったレコードをあげたり処分したりしたので、今になってみるともったいなかったなと。ちゃんととっている方が素晴らしい。それを展示してもらうと自分も(当時を)思い出して嬉しい」

1969年に放送が始まった東北放送のラジオ番組「AMO東北ヒットパレード」のコーナーです。

こちらは、51年前に番組で発表された洋楽ベスト20のランキング。このときの1位はダンシング・クイーンで有名なABBAの前身であるビョルン&ベニーの「木枯らしの少女」です。
レコード以外にも1970年代に普及した持ち運び用の「てんとう虫レコードプレイヤー」なども展示されているほか、当時、仙台市中心部にあったレコード店などを記したマップが掲示され、昭和の仙台をレコードと地図とで振り返ることができます。

仙台市青年文化センター管理運営課 丹野和明課長:「昔を思い出してもらうのも良いですし、あるいはレコードを触ったことがない世代の人に向けてもレコードを実際に触ってかけてみるという体験の場も設けているので、そういった方も含めてぜひ足を運んでほしい」

この仙台レコード展は、仙台市青年文化センターで今月26日までで、レコードの体験は土日祝日の午後に開催されるということです。







