高騰が続く電気料金についてです。仙台市内の老人ホームも例外ではなく電気料金が過去最高となるなど経営が圧迫されています。

仙台市若林区の特別養護老人ホーム「萩の風」。高齢者50人が過ごす施設はオール電化で月々の電気料金の負担が大きくなっているといいます。

社会福祉法人ライフの学校・田中伸弥理事長「かなり厳しい。我々の業態的に価格高騰分が利用者に価格転嫁できないので」

入所者の体調を管理するため、エアコンや加湿器の使用は欠かせません。洗濯機や乾燥機といった電化製品も常に動いているといいます。

社会福祉法人ライフの学校・田中伸弥理事長「こちらのユニットにも大きいエアコンが4台ついていて。エアコンをなるべく消して削減しようとしているけど、利用者に不利益にならないようにやっているのが現状」

新型コロナ対策として換気をするため、室内を再び温めるのにさらに電気代がかかっているといいます。先月の電気料金は300万円を超え過去最高に。事務室では、電気を消して社員が仕事していますが、節電対策にも限界があるといいます。

社会福祉法人ライフの学校・田中伸弥理事長「(電気代は)上げないでほしい。値上げするにしても、いくらが妥当で、社会地域のインフラを守っていく上でこれは最低限必要だと説明してほしい」