一風変わった方法で、学生の就職活動を支援します。宮城県名取市内の大学で16日、県内の企業で働く社会人が社名を伏せて学生たちと交流し、就職活動へのアドバイスを送りました。
名取市の尚絅学院大学で開かれた交流会には、県内の企業9社で働く社会人が社名を伏せて参加しました。尚絅学院大学の2年生と3年生あわせて11人と意見交換し、学生の就職活動に対する悩みなどを聞いていきました。
学生「働くことへの不安が学年が上がるごとにどんどん大きくなってしまって」
この交流会は、学生の就職活動を支援しようと、県などが開催したものです。企業側が社名を伏せることで社会人と学生の壁をなくし、就職活動や仕事の現状などを本音で語り合ってもらうことが狙いです。
学生「プライベートみたいな質問もどしどししていたので、その点はやりやすかった」「社名を伏せることで私たち自身も相手も普段、言えないことを少しは言いやすいのかなと思った」
仙都魚類管理課・長瀬愛巳さん「フィルターをかけられた中で学生と話す機会が多かったので、それがないのは話しやすかった」
参加した学生は、今回の交流会を今後の就職活動に生かしていきたいと話していました。